モノに縛られない

 

基本、ダマリはノマドでありたい。

トランク一つだけで生活したい。

モノがあふれると息苦しくなる。

 

家の中も、気付いた時に一斉にモノを捨てる。

見渡せば、またモノが増えてきた。

 

11月から産休期間にして

徹底的にモノを減らして、チビを迎える準備にとりかかる。

 

あれもこれも購入しないで、

冷静に必要なものを判断して購入する。

 

チビが歩く頃には、引っ越さねばならないし

今のうちに整理整頓。ついでに防災グッズも見直す。

 

ダマリの母は、ショッピングでストレスを発散する人だった。

そのため、モノにあふれ、最終的に

何がどこにあるかも分からなくなるほどだった。

 

モノのために場所や探す時間を奪われ、モノに縛られる。

こういうのは、本当にストレスでしかない。

 

人生は、シンプルが一番だ。


牛の種付け

 

今朝、トイレに入っている時

なぜだか急に思い出してしまった

「牛の種付け」。

 

これは、田舎で牛を飼っていなければ

なかなかお目にかかれない光景だ。

 

ダマリの祖父母は、農業を営んでいて

6頭ほどのメス黒牛を家畜していた。

 

小学生ながらに、オスの牛がいないのに、

なぜ子牛が生まれるのだろう?と疑問に思っていた時期もあり、

もしかして牛というのは、メスだけでも繁殖できるのか。とも思ったりしていた。

 

牛の種付けをするには、「家畜人工授精師」という国家資格を持った人しかできない。

時々、祖父母の家に来るおじさんは、人工授精師だったんだ。

当時は、「獣医さん」だと思い込んでいた。

 

繋がれたメス牛と、おじさんと爺ちゃん。

今も脳裏にしっかり焼き付いているあの光景。

かなり衝撃的だったから、今でも覚えているに違いない。

 

おじさんは、何やら器械と器具を持っていて

爺ちゃんと会話をしながら、手際よく作業をすすめていく。

 

右腕にビニール袋を取り付け

おもむろに、牛のおしりに突っ込む。

すると、牛の糞がドボドボドボと出て来る。

 

ダマリは、その光景に釘付け。

ここからは、ググって調べた牛の種付け手順。

 

1. 精液ストローを解凍して、人工授精の器具に装てん
2. 牛の肛門に片方の腕をねじ込み糞をかき出す(おじさんの腕が全部入る!)
3. 直腸越しに繁殖器官などを触り、状態チェック(牛の子宮は2つあるそうだ!)
4. 繁殖器官がスタンバイOKの場合、,隆鏘颪鯣紳个亮蠅這瓦ら挿入
5. 直腸ごしに子宮頸管を掴んだまま、器具をどんどん進める(キラリと鈍く光る銀色の器具に、ダマリはガクガク)
6. 子宮辺りにたどり着いたら、精液発射

 

 

この時の牛の様子というのは、暴れもしないし、大鳴きもしない。

こうして人工的に繁殖され、我々の食卓に牛肉が並ぶのだ。

 

祖父母の家にいるときは、何もかもが刺激的だった。

牛の出産、子牛の脱走、牛の競り市………

競り市の夜は、焼肉というのが、またシュール。

 

祖父母の自然な教えは、弟とダマリには良い学びだったし

今でも時々、祖父母とのシュールな思い出を弟と話しては爆笑している。


サナギから蝶へ

 

秋。

とにかく私は、秋が好きだ。

冬へ向かって行く風の匂いがたまらない。

 

41歳で妊娠した自分を

客観的に見ることが最近多い。

 

今まで、子どもがいない将来を色々想像してきたから

正直戸惑っている自分がいる。

 

その一方で、大好きな母と祖母が通って来た道を

これから体験できるんだ。と想像すると

母として生きる自分が楽しみでもある。

 

私は、女性の一生というのは、

蝶に似ているな。と昔から思っていた。

 

幼少期から月経を迎え、女性の体になる。

そこから妊娠して、母になるというこの変貌は

本当に神秘的だ。

 

今、私は芋虫からサナギになろうとしている。

芋虫のうちに沢山、色々なことを吸収して

芋虫の幕を閉じ、サナギへと変身する。

 

硬い殻を破り、羽をもった蝶へ生まれ変わる日を

1日1日静かに待つ。

 

今年の秋は、自分にとって

感慨深い秋となるだろう。


ただひたすら種を撒き続けよう

 

最近、心がざわつく。

妊娠の不安から来ているものなのだろうか。

Macの前に座り続けるのも、今はなかなか難しい。

 

あれも、これもしなくちゃ。と、気持ちばかりが焦る。

来年の今頃は、トンと仕事がなくなっていたらどうしよう‥‥‥‥

 

そんな自分にとにかく言い聞かせているのは

「今、できることをしよう!」

「ただひたすら種を撒き続けよう」だ。

 

やる気がでないのは構わない。

だけど、一歩でも前進して1日を終えよう。

何もしないのが、一番よくない。

 

こんな自分に喝を入れるために、

来月10月10日に開催されるデザイン展「Design Cafe 4」に

出展することにした。

 

それに合わせて、展示物を考え用意する必要がある。

そして、新しいセルフマガジンを展示会に向けて制作することに決めた。

こうして、自分を追い込む。

 

展示会に参加しなくても、新しいセルフマガジンを作らなくても

誰も何も言わない。

だけど、種を撒き続けなくちゃ、ダマリの畑は枯れてしまう。

 

なんでもいいから、やり続ける事。

少しづつ、少しづつでも何かアクションをおこして

毎日を過ごしていけば、未来は明るい。

 

そう言い聞かせて、自分を奮い立たせている。


母子手帳で想うこと

 

母は、2016年に亡くなった。

妊娠した今、とても母が恋しくなる。

妊婦検診で、母親と来ている妊婦さんたちがとても羨ましい。

 

今、NHKで放送されているドラマ「透明のゆりかご」。

毎回、色々なことを考えさせられるし、ジャストタイムリーだから

人ごととは思えず、感情移入して泣きながら観ている。

 

その中で、母子手帳を題材としている回があり

母子手帳に沢山思いを書き込んでいる妊婦さんの姿が描かれていた。

「私は、何も書いてないなぁ………」

 

やっぱり、将来子どもが大きくなった時に

母子手帳を開いて、母親の書き込みがあると、とても嬉しいと思う。

私も、この間、実家に帰省した時に、母の母子手帳を手にした。

 

中を開いても、日記的な記録は何も書かれていなくて、検診の数値ぐらいだった。

まあ、それでも、母が検診の度に、この母子手帳を持っていたのだなぁ。と思うと

この一冊がとても愛おしい。

 

なるべく、記入できるところは記入することにした。

そして、この一冊を成人の日に渡したい。

そう思う。


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プロフィール

グラフィックデザイナー・ダマリ
広告制作実績6000件。鹿児島県出身。趣味・乗馬、弓道弐段、フルマラソン3回完走、調理師免許取得、海外渡航22ヵ国。広告制作会社、新聞社等デザイン歴20年。2018年8月でデザイン屋Damalish.com3年目。現在、大分県にダーリン、黒猫と在住。
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