台湾火鍋の具材アヒルの血

台湾・台北のドミトリーで1日だけ一緒になった日本人女性ひとみさん。

ひとみさんは、台北に友人がいるらしく

火鍋を一緒に食べに行かないか?と誘われた。

 

台北の夜名物の「夜市」を楽しんで

さらに火鍋まで楽しめるとは。

これは、なかなか一人ではできないことだったから、嬉しかった。

 

やはり、その国の地元の人がいるといろいろな話を聞けて面白い。

火鍋の具材は、日本にはないものが多く

一人だったら、具材選びから迷うところだった。

 

 

中でも一番驚いた具材は、「アヒルの血」。

アヒルの血を固めたもので、レバーのような見た目をしている。

恐る恐る口をつけてみると、なーーーーんにもクセも味もない

プリプリしたゼリーのような感じ。

 

 

メニューでは「鴨血」と書いてある。

水と塩だけで固めたものらしく、解毒作用があるらしく女性に大人気。

薬膳の味が少し感じられるつけだれをつけて。おいし〜!

 

 

やっぱり一番美味しかった具材は油条(中国式揚げパン)だな(^^)

 

 

台湾は何を食べても旨い!あやしいのも沢山あるけど、それが台湾の醍醐味だ。


避難勧告が出た大雨の夜に読む。輪廻する大河ガンジスについて

 

全国に広がる大雨警報。あちこちで被害が出ている。

ダマリの住む地区にも一部、避難勧告が出された。

 

大雨が降りしきる中

彼が図書館から借りてきた「ガンジス」という写真集を読んでいた。

 

ガンジス川は、ヒマラヤの氷河からはじまり

モンスーンの降雨があわさり大河ガンジス(ガンガー)となる。

 

ヒマラヤには、シヴァ神が住んでいて

シヴァの髪の毛に閉じ込められたガンガー神という女性の口から

ガンジス川の水がほとばしっていると伝えられている。

 

インドの人々は、シヴァ神から生まれたガンガーの水を聖水と崇め

この川で沐浴し、死に際して川に流してもらえれば、輪廻転生から逃れ、

来世は、天国に生まれ変われる。と、信じられている。

 

台風や津波、水害が世界中で起こる時

ダマリ自身は、「浄化」そして「淘汰」という言葉を想う。

 

災害にあって、身内や大切な人を失った方々にとっては

軽率な言葉で、怒りをかうということはわかっている。

 

が、好き勝手に生きている人間たちが地球の生態系を壊し、

それを浄化してくれるのが雨であり、大勢の命が奪われるのは自然界の淘汰なのではないかと

毎回思わされる。

 

インドのガンジス川は、モンスーンの到来により激しい降雨が寄り集まり

乾季には穏やかな流れが一変し、波打つ流れになる。

水位の上昇は10m以上におよび、沐浴のためのガートは水の中に沈むのだ。

 

 

ダマリが、バラナシへ行った時にボート漕ぎのムンさんが教えてくれた。

「雨季になると、ここまで水位があがって、全部隠れてしまう」

「毎日ガートで行われるプジャー(礼拝儀式)も、雨季には、あの高い場所で行われるんだよ」

 

乾季には大人しく静かなガンガーも、雨季には激しい濁流に変わり

どんどん広がりを見せ、ありとあらゆるものを飲み込み、押し流し、

息吹溢れる聖なるガンガーの姿を見せつける。

 

ガンガーと共に生きるインド人の姿を写真集で見る横で

スマホからの避難勧告メッセージが鳴り響く。

 

写真集の文章でこんなことが書かれていた。

 

天と地を結ぶガンジスの水は、古代インドの時代より、魂を育む羊水の役割を果たしてきたのである。

参照「Ganges」野町和嘉 新潮社

 

自分が水害にあったら、こんな悠長なことは言ってられないのだとは思うが

大雨が汚染を流し、人々のカルマを浄化し、自然の力を見せつける。

日頃からの備えをし、自然に感謝し、尊く生きる他ない。

 

ステージみたいなところがガート。雨季には、人々が歩いている場所は全て沈む。


【奄美大島】龍郷町秋名の文化遺産「平瀬マンカイ」

 

奄美大島・龍郷町にある秋名集落。

毎年旧暦の8月初丙の日にアラセツ(新節)の行事として「ショチョガマ」と「平瀬マンカイ」が行われる。

今回は、「平瀬マンカイ」について書いてみる。

 

夕方、秋名湾に集落の人々はもちろん

全国から「平瀬マンカイ」をカメラに収めようと

カメラ小僧が場所取りでひしめきあう。

 

ダマリもこの頃は、一眼レフにはまっていて(それもフィルムw)

カメラ小僧に負けじと場所取りをして、撮影にこぎつけた。

望遠レンズでないと、なかなか難しい。

 

「平瀬マンカイ」は、分かりやすく言うと豊年祭。

ネリヤカナヤ(海のかなたの楽園)から神を招き、五穀豊穣を祈る祭事だ。

 

上写真に写っている奥の岩が「神平瀬(カミヒラセ)」、手前の岩が「女童平瀬(メラベヒラセ)」。

神平瀬には、ノロ役の5人がチヂンを持って登り、神事を唱える。

ノロとは、琉球時代に国家行事を司った神人である女性のことだ。

 

その間、女童平瀬にはクジ・シドワキ(ノロの補佐役)が登り、

マンカイ(招き)の手振りをし、歌に合わせて踊りがはじまる。

 

 

ノロ役5人。

 

 

とても神秘的な風景。

ダマリの祖母は、ユタ(琉球列島のシャーマン)とまではいかないが

毎朝白装束に身をまとい、神棚に向かって祈りを捧げチヂンを叩いていた。

 

 

奄美の八月踊り(豊年祭の踊り)は、集落によって唄も違えば、踊りも異なる。

大島紬の模様や、浴衣の模様も各集落様々だ。

八月踊りから六調(唄・踊り・蛇味線・チヂン・指笛・かけ声)へと踊り続けるあの空気感は、毎回鳥肌が立つ。

 

 

奄美の踊りには、女踊りと男踊りがあり、踊り方がちょっと異なる。

普段は大人しそうにしている、じいさん・ばあさんも

八月踊りとなると、キレッキレの踊りをするので驚かされる。皆んな上手でかっこいい。

 

 

奄美には、豊作を祈願するお祭りが沢山あるが

「平瀬マンカイ」はその中でもかなり独特で、琉球王朝の統治時代から行われていて
400年も受け継がれており奄美で最も古いといわれている。
 

 

秋名集落は、奄美では少ない米作りに力を入れている。

豊年祭が近くなると、わざわざ秋名まで出向き、稲穂を購入してくる人がいた。

陶芸家の友人は、秋名の田んぼから泥をいただき、それで茶碗作りに挑戦していた。

 

奄美に住んでいる頃は、なにもかもが普通の日常だったけど

こうしてシマを離れると、やはり神々に近いシマだとつくづく思うし

こういう伝統が永遠に残っていってほしいと強く思う。


奄美大島の運動会は、親戚一同が集まる大イベント

 

最近、運動会の様子がFacebookタイムラインで上がってくる。

お母さんたちの美味しそうな手作り弁当がとても良い。

早起きして作るお母さんたちの姿を想像すると愛おしい。

 

そんな運動会。

ダマリが小中学生だった時の運動会は、親と祖父母が来てくれるのが普通だった。

他の地域はどうなのだろう?

 

ただ、奄美大島に限っては

親・祖父母だけにとどまらず、親戚・親の友人たちまでもが集まり

小学校の運動会は大イベントとなる。(ただ、飲んで騒ぎたいだけなんだと思うけどw)

 

奄美諸島は、大きく分けて

奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島と5つあるわけだが

運動会にわざわざ船に乗って、離島から本土へ渡ってくる親戚もいるくらいなのだ。

 

お祭りが好きな気質なのだろう。

チヂンを叩いて孫を応援する祖父母たちの姿も見る。

 

ダマリも奄美に住んでいた頃、いとこの運動会がある日は楽しみだった。

ピクニック気分でビールを買い込み、お昼前にグラウンドに着くようにする。

大人たちは、子どもそっちのけ(!?)で宴会状態w

 

青空の下で広げられたお弁当を、みんなでつつくのは、とっても美味しい。

 

 

ダマリは、両親が小学5年で離婚していたため

運動会のお昼の時間がとっても寂しかった。

家族でわいわい盛り上がっている中、ダマリは弟と父・祖母の4人でお昼を食べていた。

 

寂しかったけど、ばあちゃんが作る弁当は美味しかったし

仕事の休みをとって、カメラをぶら下げ来てくれる父にとても感謝していた。

 

寂しかった運動会のお昼時間も味わっているし、

奄美では大勢で楽しむお昼時間も味わった。

 

いとこの子ども達が、毎年走って踊ってグラウンドで活躍する姿をみると

親心のように涙が出た。

子どもの成長って、本当に輝きに満ちて素晴らしい。

 

みなさんにとって、良い運動会となりますように。

 

 


ガンジス川で毎日行われる礼拝儀式プジャー

インド・バラナシ。

ヒンドゥー教の聖地として有名な場所。

聖なる川マザーガンガーは、インドの旅では外せないものだ。

 

そんなバラナシ・ガンジス川のガート(沐浴場)にて

毎日日没あたりから行われる儀式がある。

それが『プジャー』だ。

 

何時から始まる。という決まりはなく「日没頃」というのがインドらしくて良い。

陽が沈みかけた頃、数ある84ガートの中でも有名な「ダーシャシュワメート・ガート」に

バラナシ中から人が集まり始める。

 

 

左側の傘のような電飾が点いた場所が祭壇。暗闇の先はガンジス川。

プジャーは、ヒンドゥー教で行われている礼拝。

バラナシでは、朝も違うガートで行うらしいが

陽が沈むこの時間のプジャーが一番人が多く集まる。ツーリストも多い。

 

 

なにやら、キリストみたいなお兄さんがマイクを持って、お教のようなものを唱え出した。

この人は、インドカースト制度で最高位に価するバラモン。

バラモン教、ヒンドゥー教での司祭クラスの総称で、とっても偉い人。

 

 

SMAPか!と思わず突っ込んだほど、お祈り方法がショーさながら。

 

 

火のついたロウソクを片手に、音楽にあわせて動きまくる。

信者達もその音楽にあわせて、踊ったり手をたたいたり、とても賑やかな礼拝だ。

 

 

ガンジス川から、プジャーを見ようとする信者やツーリストで

ボートの数もものすごいw

 

 

ガートの周りには、礼拝用のロウソク、お香、お花が売られている。

 

 

私もひとつ購入して、この日を迎えられたことにマザーガンガーへ祈りを捧げた。

これを、みんな、ガンジス川へ流す。

全てのロウソクが対岸に渡り付き、幻想的な風景をみることができた。

ガンジス川でいう対岸は、「あの世」なのだ。

 

 

ガートの階段に座っていると、なんかサドゥみたいな人がきて

人のおでこに印をつけていたため、私もお願いした。

なんだか、ありがたい。

 

 

しかしながら、こんな盛大な礼拝を毎晩しているのだから驚き。

市民の憩いの場になっているんだろうなぁ。

1時間くらいで終わるかと思いきや、たぶん3時間くらいしていたと思う。

 

私が行ったのは1月で乾季だったが、

雨季になると、階段のところまでガンジス川の水位があがるため

祭壇はビルの屋上とかに移されるらしい。

 

外国の祭りって、ちょっと怖いけど

この礼拝は、祭り感を味わえて、住民達と一緒にローカル時間を過ごせて

とても和む。みんなで、ほっこり花火を見ている感じ。

 

カルマを清めたい人はぜひ、インド・バラナシへ。

バラナシのプジャーを見るだけでも、清められるはず。

 

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グラフィックデザイナー・ダマリ
広告制作実績6000件。鹿児島県出身。趣味・乗馬、弓道弐段、フルマラソン3回完走、調理師免許取得、海外渡航22ヵ国。広告制作会社、新聞社等デザイン歴20年。2018年8月でデザイン屋Damalish.com3年目。現在、大分県にダーリン、黒猫と在住。
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